Chimera パラメータ解説

皆様こんにちは、潮騒かもめです!

今回はChimera利用者の方に向けてパラメータの解説を行っていきます。

 

「使ってはみたけどどこがどういう意味なのか分からない」

「どこを変更するのがオススメ?」

 

こんな悩みにお答えしていきますので最後まで読んでいってくださいね!

 

 

1.各種グループエントリー

 

【lion, snake, goat】

〈true/false〉

 

lion, snake,goatの3種類のエントリーをそれぞれon/offできます。
感覚的にはなりますがlionは積極的にエントリーする傾向にあります。
利益率はlion>snake>goatの順に高いですが利益率=含み損の大きさですので、goatは利益率は低くてもそれだけ選んだエントリーをしているとも言えます。

ちなみにここの根拠はmy fx bookで見ています。グラフにすると以下のようになります。

 

2.ロット設定

【初期ロット】

 

初期エントリー時のロットを設定します。

基本は10,000円(10,000セント)あたり0.01Lotになります。

 

例として

20,000→0.02Lot
30,000→0.03Lot
...

このように金額に合わせてロットを変更します。

 

ナンピン仕様選択】

〈乗算/加算〉

 

ナンピンする際に乗算方式にするか加算方式にするかを選びます。

デフォルトは乗算です。加算は初期ロットをナンピン毎に加算していきます。

 

【マーチン率(乗算方式のみ有効)】

 

乗算方式のマーチン倍率を設定します。

デフォルトは1.1倍です。

 

【最大ロット設定】

 

デフォルトは100ロットになっています。

 

【自動複利機能(ロットアップ証拠金対象)】

〈true/false〉

 

残高+クレジットの額で複利を行うか設定します。デフォルトはfalseになっていますので、自動で複利をしたい人以外は変更する必要のないパラメータです。

 

【ロット数(基本0.01固定)】

 

0.01ずつロットを増加させます。

 

【ロットアップ証拠金額(xxxx円/0.01lot)】

 

数値を入力するとその金額ごとにロットを上げていきます。

デフォルトは10,000となっています。

 

3.カスタマイズ機能


【銘柄仕様選択】

〈ノーマル/exnessゴールド仕様〉

 

デフォルトはノーマルです。

Chimeraはそもそもが他通貨ペアでも使用可能です。ですのでゴールドを使うパターンの運用方法もあります。

exnessのゴールドのみ桁数が違うのでその際に変更してください。

 

【TP仕様選択】

〈TP/内部TP〉

 

違いとしてはデフォルトの「TP」は各ポジションに付帯するようになっています。

そのため複数口座でchimeraを稼働し、TPの取り直しによるメッセージの多発によりXMの仕様で警告メッセージが来る可能性があります。

これを回避するために「内部TP」が存在します。内部的にTPを取り直すためメッセージ警告、サーバー負荷への対策になるので可能な限り「内部TP」にはしておいてほしいです。

しかしながらMT4ダウン時などに「TP」であれば決済は入るので安全機能として「TP」のままにしておくのは選択肢として有りです。

僕のXMは1口座のみなので「TP」にしています。

 

【利確幅(TP)】

 

デフォルトでは100(10pips)になっています。

小さくすれば利確が早くなります、含み損も膨らみにくい傾向にはなりますが利率も下がります。

 

【最大ナンピン数】

 

何回ナンピンするかを設定します。

ナンピン回数に制限をかけたい場合にご使用ください。

 

ナンピン幅】

 

デフォルトは3(0.3pips)になっています。

しかしながら実際に0.3pipsごとにナンピンを取っているわけではなく、Chimeraの特性上ローソク足の確定時にポジションを持つのでローソク足の確定時に0.3pips以上離れていたらナンピンを取る」という認識です。

 

スリッページ

 

注文とのラグを何pipsまで許容するかの設定です。

基本的にはデフォルトのままでいきましょう。

 

【新規注文停止設定】

〈true/false〉

 

デフォルトはfalseです。

trueで新規注文を停止します。

その場合現在のポジションは決済されるまでナンピンが行われます。

 

【ゴトー日の新規注文停止設定】

〈true/false〉

 

デフォルトはfalseです。

trueでゴトー日の新規注文を停止します。

ご自身の運用に合わせてお決めください。

 

【月末月初新規注文停止設定】

月末月初の最後と最初の日から何日止めるかの設定になります。

 

例えば31日と1日を止めるなら

月末新規注文停止設定を「1」

月初新規注文停止設定を「1」

このように入力します。

 

4.強制決済

【損切後、新規注文設定】

〈true/false〉

 

こちらはデフォルトではfalseになっていますので、僕はtrueにしています。

損切り後に続けて稼働する場合は変更する必要はありませんが、相場が落ち着いてきてから再開するならtrueが無難です。
また、損切り後に残高が残らないように入金している方も必ずtrueにしましょう。残高0で稼働するとサーバーに負荷がかかります。

 

【損切設定(金額)】

 

単利用と複利用の設定がありますのでご自身の使う方をご使用ください。

デフォルトでは0(損切無効)になっているので必ず変更することをお勧めします。

 

損切額は初期ロットに合わせて設定しましょう。
0.01Lotに対して10,000となります。

 

例として

0.02Lot→20,000
0.03Lot→30,000
...

このようにロットに合わせて損切り額を変更します。

 

ロットを上げる場合はこの設定は必ず忘れないようにしましょう!

 

【損切設定(%)の際に分母にクレジットを含む】

〈true/false〉

 

trueならクレジットを含む、falseならクレジットを含みません。

 

【損切(%)】

 

%ベースで損切を行います。金額設定で管理することをお勧めしていますので、変更することはほぼないでしょう。

 

 

【含み益決済後、新規注文停止設定】

〈true/false〉

 

trueなら行う、falseなら行いません。

 

【含み益決済設定】

 

入力した金額以上になれば決済を行います。

利確まで待てず、早くポジションを整理したいときに使います。

 

【強制全決済時間設定】

〈true/false〉

 

trueなら行う、falseなら行いません。

時間で区切る形です。上記までの金額設定とはそこが違います。

 

5.時間稼働設定



【基準時間選択】

〈利用サーバのMT4時間/XM=>東京時間/exness=>XM時間/exness=>東京時間〉

 

デフォルトは利用サーバーのMT4時間になっています。

しかしながらXMはMT4時間で冬で日本時間から-7時間、exnessは-9時間なのでここが選択式になっています。

下記の時間設定のデフォルトをそのまま使いたい場合、exnessユーザーは「exness=>XM時間」に変更することをお勧めします。

他にも東京時間に変更する設定もありますが、サマータイム等が考慮されているかが現状不明です。

 

【時間制御】

〈true/false〉

 

trueなら設定時間内稼働、falseなら終日稼働です。

【基準時間選択】で選択したものに時差を合わせましょう。

 

金曜日と土曜日のみですがデフォルトでtrueになっています。

XMですと17時に新規エントリー停止となります。

 

【日曜日の時間制御】

 

「exness=>XM時間」のみの注意点ですが、月曜日の9時から稼働させようとしても日曜日がfalseになっていると朝一でポジションを持ってしまう可能性があります。

ここは必ず写真のように日曜日の設定を変更しておきましょう。

 

6.Chimeraのポジション確認

 

chimeraは大量のポジションを持つがゆえに

 

「今lion,snake,goatのどれが何ポジションあるんだろう?」

 

こう思ったことはございませんか。

こちらに関しては以下の画像のようにMT4で確認可能となっています。

 

7.終わりに

今回はパラメータ一つ一つについて解説していきました。

これらを理解することでChimeraをかなり使いやすくなると思います。

 

そして前提としてなのですが、Chimeraには推奨設定というものは設けられていません。

変更可能な豊富なパラメータの中で運用者自身が運用方法を決めるというのがChimeraです。私の方でも現在稼働させているパラメータも運用者や開発の方がフォワードしながら見つけた設定になります。

運用者自身がどんな運用法をするのか決める、それを踏まえた上で私の運用法は絶対の推奨例ではなく参考程度に考えていただけますと幸いです。

 

それでは最後までご覧いただきありがとうございました!